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《このページは 流行歌懐古館・別館 です》

 

カラーレコード・いろいろ

アイドル系に多かったですが、メーカーがプッシュしていた曲などレコードが(初版限定が多かったが)カラーになったりしました。あまり多くの種類を持っていませんが、ご覧ください。

盤キズがわかりにくいので中古レコード店でお買い求めの際はご注意ください。

(結構高値だったりするので余計・・・・・)

カラーレコードの元祖、東芝の赤盤です。ジャケコレ・「30年代いろいろ」にもありますが、「お別れ公衆電話」です。 これも同じく東芝の赤盤。坂本九の「レットキス(ジェンカ)」で、この曲で輪になって踊られた方、多いのでは? 緑色です。以外と緑色は少ないようです。水野きみこのデビューレコード「私のモナミ」です。
黄色。北原佐和子のデビューシングル「マイ・ボーイフレンド」です。レーベル面も写真入りで、相当プッシュしてたのがわかりますね。 透明。わかりづらくて申し訳アリマセン・・・・ポピンズのデビューシングル「妖精ポピンズ」です。 白色。バックが白なのでわかりにくいですが、堀ちえみの「さよならの物語」です。

 

 

と、いうところで・・・

東京五輪から大阪万博へ

この頃と言えば洋楽カバーからGS・カレッジフォークなど歌謡界が大きく変わろうとした時期。

個性的な(悪く言えばクセのある)歌が多いのが特徴ですワ。

東京五輪音頭

橋 幸夫/宮田 隆 作詞:古賀 政男 作曲

ビクター  SV−86  昭和39年 9月発売
★★

レコード各社競作となったこの曲ですが、あえてビクターの橋盤をとりあげてみました・・・・・
しばてん踊り(B面) 

松山 まさる・東 ひかり/武政 英策 作詞:作曲

コロムビア  SAS−559  昭和40年 7月発売
★★★★

A面は「南国土佐を後にして」の姉妹編のような曲です(作者が同じ)が、この都はるみのB面に当てられたこの歌を歌っている松山まさるは後の五木ひろしのことです。
「しばてん」とは河童のこと。相撲好きなしばてん≠ェメインキャラになっています。
五木にとってこの曲がデビュー2枚目にあたります。
恋と涙の太陽 

橋 幸夫/佐伯 孝夫 作詞:吉田 正 作曲

ビクター  SV−432  昭和41年 7月発売
★★☆

橋のリズム歌謡第3弾。ホットロッドの次はアメリアッチ。振り付き、となっています。
青い渚

ブルー・コメッツ/橋本 淳 作詞:井上 忠夫 作曲

コロムビア  LL−10005−JC  昭和41年10月発売
★★

当時数あるGSの中でレコード大賞(受賞曲は言うまでもなく“ブルーシャトー”)までとったブルコメのヒット曲です。左右のWジャケですがタイトルの大小が入れ替わっているだけで後は全く同じ。「間違いさがし」のようなジャケットです。(チョット探してみた)
花と小父さん 

伊東 きよ子/浜口 庫之助 作詞作曲

コロムビア  LL−10030−JC  昭和42年 6月発売
★☆

伊東きよ子のレコード・デビューでした。浜口庫之助描くメルヘンチックな世界が広がります。“花の精”とお話をするのが若い女性や子供じゃなく“小父さん”というところがニクいですね。
リンゴの花咲くころ

伊東 きよ子/橋本 淳 作詞:すぎやま こういち 作曲

コロムビア  LL−10041−JC  昭和42年10月発売
★★

「花と小父さん」に続く第二弾です。橋本/すぎやまのコンビはGSの曲にもたびたび見られますね。また、似たようなタイトルで「りんごの花咲く町」(歌:高石かつ枝)があります。
銀河のロマンス

ザ・タイガース/橋本 淳 作詞:すぎやま こういち 作曲

ポリドール SDP−15  昭和43年 3月発売
★☆

B面は「花の首飾り」。AB両面ヒットとなった。タイガース、というよりGS全盛期・・・・・
この世を花にするために

橋 幸夫/川内 康範 作詞:猪俣 公章 作曲

ビクター   SV−915  昭和45年 1月発売
★★★

七・三分けの橋幸夫もコワいけど (PR盤じゃなく)正規盤で出た機動隊の公式応援歌、というのもすごいですな。  「この世を花にするために/いのちを歌う機動隊・・・・・」 この盤が出たいきさつがイマイチ解らない・・・・(謎)
バラ色の雲

ヴィレッジ・シンガーズ/橋本 淳 作詞:筒美 京平 作曲

コロムビア   LL−10032−JC  昭和42年 8月発売
★★

これも筒美作品中屈指の名曲でしょうか。ヴィレッジ・シンガーズには「亜麻色の髪の乙女」などがあります。「コロムビア」レコードに「CBS」マークが入っていた頃・・・・・
若い日本の歌

ジャニーズ/石原 慎太郎 作詞:いずみ たく 作曲

ビクター  SV−645  昭和42年10月発売
★★★☆

「第22回芸術祭参加」となっています。したがってジャニーズも“正装”です。マーチ風のアイドル系には珍しい曲です。
若い涙

ジャニーズ/永 六輔 作詞:中村 八大 作曲

ビクター  SV−153  昭和39年発売
★★

ジャニーズのレコードデビューでした。しかし4人が服の色で区別されているところなど思わず笑ってしまいましたが・・・・・・

♪おーいおい、おーいおい・・・・

たそがれの赤い月 

ジュディ・オング/白鳥 朝詠 作詞:市川 昭介 作曲

コロムビア   SAS−919  昭和42年 9月発売
★☆

まったりとした曲調が印象に残る曲です。市川昭介がジュディ・オングの初期の作品を書いています。彼が「家族揃って歌合戦」の審査員(確か審査委員長が高木東六だった )をしてたのを思い出しました。(この歌とは関係ないけど)
リムジン江

ザ・フォーシュリーク/朴 世永 作詞:高 宗漢 作曲

大阪労音  OYP−1001  昭和43年11月発売
★★☆

この曲はもともとフォークルが「ヨッパライ」につづく第二弾として用意していた韓国民謡なのですが「原詩を正しく伝えていない」と朝鮮総連からの抗議で発売中止となりました。で、こちらは原詩どうりの訳詞となっています。
大都会の恋人たち 

江夏圭介・酒井和歌子/万里村ゆき子 作詞:戸塚三博 作曲

コロムビア   SAS−1043    昭和43年 2月発売
★☆

左右見開きのWジャケです(2種類の写真になっています)。大都会の夜を歌うムードものです。。
二人の銀座 

和泉 雅子・山内 賢/永 六輔 作詞:ベンチャーズ 作曲

東芝    TP−1346       昭和41年11月発売
★☆

上の“ムード派”から一転してこちらは“リズム派”で、ベンチャーズの作曲でした。和泉雅子といえば宅配便のCMで長らく「顔」だったり、極地へ行って真っ黒になって帰ってきたりしましたよねぇ・・・・
七色のしあわせ

ピンキーとキラーズ/岩谷 時子 作詞:いずみ たく 作曲

キング  BS−990  昭和44年 4月発売

大ヒットの「恋の季節」から「涙の季節」を経て発売されたのがこの歌です。虹の七色に夢を託した岩谷時子の詞が秀逸。
夕陽の恋人

森田 健作/石井 志都子 作詞:おおやま たかし 作曲

RVC  JRT−1018  昭和44年 3月発売
★★

森田健作のレコードデビューです。岩下志麻が推薦文を書いています。ただ歌を聴くとさらにひと昔前の青春歌謡。でも彼が歌うとイヤミなく聞こえますね。(クサいですが)
幸福はこだまする 

山田 太郎/宇山 清太郎 作詞:新井 利昌作曲

クラウン    CW−564    昭和41年 9月発売
★☆

いかにも山田太郎らしい感じがする曲。でも「こだまするほど」の幸福に翳りが感じられるのはナゼ?
世界の国からこんにちは 

坂本 九/島田 陽子 作詞:中村 八大 作曲

東芝     TP−1410     昭和42年発売
★★☆

大阪万博のテーマソングとしてレコード各社競作となったうちの一枚。テイチクの三波春夫盤とこの坂本九盤がヒットした。他にはコロムビアが弘田三枝子、ビクターが吉永小百合、クラウンが倍賞美津子、ミノルフォンの山本リンダ、ポリドールは叶修二などなど。
世界の国からこんにちは 

山本 リンダ/島田 陽子 作詞:中村 八大 作曲

ミノルフォン    KA−118
★★★☆

これはミノルフォンの山本リンダ盤。バックの地球儀が同じだね。B面は千昌夫ほかで「パットネ」(音頭ものです)
世界の国からこんにちは 

吉永 小百合/島田 陽子 作詞:中村 八大 作曲

ビクター    SV−533
★★★★

で、ビクターの吉永小百合盤。
世界の国からこんにちは 

西郷 輝彦/島田 陽子 作詞:中村 八大 作曲

クラウン    CW−630
★★☆

これは西郷輝彦によるクラウン盤。
世界の国からこんにちは 

倍賞 美津子/島田 陽子 作詞:中村 八大 作曲

クラウン    CW−630
★★☆

クラウンは両面「世界の国から・・」だった。B面は倍賞美津子の歌声で。
世界の国からこんにちは 

三波 春夫/島田 陽子 作詞:中村 八大 作曲

テイチク    SN−464
★★

これが三波春夫盤。両面とも振付つき(当然かも?)。けれどA面の“演目”がポピュラーソングになっていましたが・・・・・(よく考えればスゴいかも・・・なにが?)
万国博音頭

村田 英雄/三宅 立美・西沢 爽(補)作詞:古賀 政男 作曲

コロムビア   SAS−728  昭和41年 6月発売
★★

コチラは東京五輪以来の古賀政男による音頭もの。この曲は競作にはなりませんでしたがヤッパリ日本人は音頭ものに弱い、か。
地球の夜明け

Kとブルンネン/山上 路夫 作詞:鈴木 邦彦 作曲

CBSソニー  SONA 86100  昭和45年 4月発売
★★

こちらは大阪万博のイメージソング。「人類の進歩と調和」がテーマで、この歌のサブタイトルも「人類の進歩と調和のために」となっています。(ためになったのでしょうか?) ところで男性のほうは“K”一文字だけですか?ちょっとかわいそうな気もしますが・・・・
東京の田舎ッペ(B面)

東京 ぼん太/高村 俊広 作詞:和田 香苗 作曲

コロムビア   SAS−823  昭和41年12月発売
★★☆

「田舎っぺ」をウリにしていた人はこの東京ぼん太と吉幾三ぐらいでしょうか。東北人=いなかっぺという図式を作り上げた張本人でもあるわけです。まぁ売れれば天下、なんですが・・・・・
夢は夜ひらく

緑川 アコ/水島 哲 作詞:叶 弦大 採譜編曲

クラウン    CW−569  昭和41年 8月発売
★☆

バックコーラスをハニーナイツがつとめています。歌った緑川アコは本名水鳥川桜(みどりかわ さくら)でこっちのほうがタレントっぽい感じがしますね。歌の方はのち藤圭子が出した分とは歌詞が異なります。
高原のお嬢さん

舟木 一夫/関沢 新一 作詞:松尾 健司 作曲

コロムビア  SAS−588   昭和40年10月発売

コロムビア55周年記念盤として制作。夏の高原の恋がテーマです。「リーフ・リーフ・・・・・」哀愁のある彼の声がぴったりマッチしている、そんな感じの佳曲です。
私の恋人さん

ベイビー・ブラザーズ/玉元 正男 作詞:玉元 一夫 作曲

キング   BS−1226  昭和45年 6月発売
★★★★☆

歌っているのは沖縄時代のフィンガー5です。この曲がレコードデビューということになります。晃クンもまだトレードマークのメガネをかけていません。ちなみに作詞は真ん中の男の子、作曲は長兄(一番左)でした。
希望

ザ・シャデラックス/藤田 敏雄 作詞:いずみ たく 作曲

CBSソニー  SONA 86109  昭和46年 2月発売
★★★

希望、といえば岸洋子盤がヒットしましたので有名ですが、もともとこの曲は前出の「小さな日記」のフォー・セインツが出したものです。このシャデラックス盤は岸盤にやや遅れをとって発売されていますが、なかなかアレンジも良く、聞く価値あり、です。(暗いですが)

 

 

ホーム モーレツからビューティフルへ(東芝編)

 

 

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