モーレツからビューティフルへ(コロムビア編)

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モーレツから「ゆとり」の時代へ(コロムビア編)

昭和元禄、ハレンチ、Ohモーレツ、そして時代はビューティフルへ・・・・とめまぐるしく変動していった昭和40年代後半・・・・・・

順不同でお送りします。

 

風が落した涙

小川 ローザ/中村 小太郎 作詞:田辺 信一 作曲

P−71            昭和44年 8月発売
★★★

ガソリンのCMそのままのスタイルのWジャケ。歌の方は「Oh!モーレツ」のキャッチにしては暗めです。(この歌はCMとはカンケイありませんが)そう言えば“ツバメ”マークもなくなってしまいました。
ふたりの季節

ジュディ・オング/
皆川一男・万里村ゆき子(補) 作詞:万里村ゆき子 作曲

SAS−1122        昭和43年 5月発売
★★★

サブタイトル東六甲の歌∴齡ハ公募による詞に曲が付けられています。バックの写真は右手に奥池が見えますから芦屋市側から撮ったものと思われます。また、彼女の頭上附近に展望台があってそこから見る夜景は格別です。B面の「マイ・ロンリー・サマー」も万里村ゆき子作詞作曲による「一人GS」系の佳曲です。
雨あがり

ジュリアンズ/都倉 俊一 作詞:作曲

CD−23          昭和44年 5月発売
★★★★

ジュリアンズについて調べたのですが詳細が解りませんでした。
ザ・パニック・メン(東芝編参照)の前列3人が独立したのだろうと推測します。いずれにせよ都倉俊一の隠れた名曲であることには間違いないでしょう。ちょうど雨が上がって虹が出たかのようなメロディーラインが美しいです。
この盤ではシャルル・オンブル楽団が競演し美しいメロディーラインに華を添えています
思い出の指輪

ヴィレッジ・シンガーズ/橋本 淳 作詞:筒美 京平 作曲

LL−10056−J     昭和43年 4月発売
★★

彼らが主演した同名の映画(ホリプロ制作=松竹)主題歌でした。映画の方はスパイダース・山本リンダ・本間千代子他が出演していました。
曲の方は前ヒット作「バラ色の雲」(作曲は同じ筒美京平)に哀愁感を加えた雰囲気です。
当初この曲がA面でしたが翌月にA/B逆(つまり挿入歌の「虹の中のレモン」をA面に)で発売されています。
みずいろのうわさ

川奈 ミキ/杉 春生 作詞:川口 真 作曲

LL−10062−J     昭和43年 7月発売
★★☆

片面が彼女の代表曲、「夢のソネット」です。ワタシ的には70年代テイストあふれるコチラをチョイス。いささか危なっかしいドラム、歪んだ(効果の)ボーカル・・・とこの頃のコロムビア・カラーだったように思います。
由紀さおりでヒットした「手紙」(昭45)はこの曲が下敷きになった感があります。
思案橋ブルース

中井 昭+高橋勝とコロラティーノ
                  /川原 弘 作詞:作曲

SAS−1105       昭和43年 4月発売
★★

歌った中井昭はのちポリドールで「星降る街角」を出しています(コレはのち別のグループでヒットしましたが)。とにかく普通出せない高音の持ち主ですね、彼は。
涙のドレス

ジュディ・オング/橋本 淳 作詞:筒美 京平 作曲

P−56            昭和44年 3月発売
★★

コロムビア時代の彼女の曲はデビュー以来市川昭介作品がほとんどですがこの曲からは筒美京平作品です。筒美作品初期に多くコンビを組んだ橋本淳作詞で、歌詞をよく吟味すると割と“ドギツい”内容なのですがリズムに乗せてうまくカムフラージュしているところが筒美京平らしい曲づくりですね。
愛の奇跡

ヒデとロザンナ/中村 小太郎 作詞:田辺 信一 作曲

P−42           昭和43年10月発売
★☆

男女デュオのヒット曲といえば彼らのこの曲、というイメージがあります。(ただし数字的には「愛は傷つきやすく」(昭和45年5月発売)が上ですが・・・)
「奇跡」とは常識で理解できないような出来事、とあります。まぁそう言うことなんでしょうけど、ねぇ・・・
ちなみにジャケはもう1種類有ります。恐らく同じ日に撮影されたものだと思いますが・・・
オー・チン・チン

ハニー・ナイツ/里吉 しげみ 作詞:小林 亜星 作曲

CD−28          昭和44年 6月発売
★★☆

幼き日の微笑ましい想い出というところでまぁ、タイトル通りの歌です。チン曲ですな。
♪あのチンポコよどこいった〜
夏よおまえは

ベッツィ&クリス/麻生 ひろし 作詞:井上 かつお 作曲

CD−70          昭和45年 6月発売
★★☆

過ぎ去りし夏の想い出を感傷的に歌っています。彼女たちの歌声にピッタリな曲調です。ちなみにWジャケの上半分です。
花の特攻隊

杉 良太郎/川内 康範 作詞:猪俣 公章 作曲

SAS−1390        昭和45年 3月発売
★★★☆

杉良のコロムビア時代の曲です。この時は映画主題歌でしたが「歌手」としてはやはりCBSソニーでTVドラマの主題歌を歌うようになってからヒットが出ました。
人形の家

弘田 三枝子/なかにし 礼 作詞:川口 真 作曲

P−65            昭和44年 7月発売

洋楽カバーがメインだった前期に対してこの曲は後期の代表曲だと思います。シッカリとした歌唱力がないと歌えない難曲です。
ブルー・ライト・ヨコハマ

いしだ あゆみ/橋本 淳 作詞:筒美 京平 作曲

LL−10081−J      昭和43年12月発売

彼女の代表曲で最大のヒット曲。横浜を歌にするときやっぱり“地名”はカタカナですよねー・・・・ということをふと感じました。
(当サイト内でもいくつかありますので探してみてください)
どんとこい

桜木 健一/岩谷 時子 作詞:筒美 京平 作曲

P−88           昭和45年 4月発売
★★★

ちょうどこの頃彼は柔道一直線に出演中でした。
A面(恋はうそつき)
は「明星」で歌詞を一般公募しています。曲の方はウクレレをフューチャーして軽さをうまくあしらっていますがB面は“骨っぽさ”を出した曲作り。ワタシ的にはやはりコチラです(ジャケはA/B面それぞれにありますが逆にした方がヨカッタ気がしますが・・・・・・)。
私生活

辺見 マリ/安井 かずみ 作詞:村井 邦彦 作曲

P−98            昭和45年 8月発売
★☆

店でこのジャケを見たとき思わず「元に戻しました」・・・・・・
(でもこの後もいちど“掘り返して”買ったのですが・・・)。
大ヒットした「経験」(作詞・作曲同じ)の後を受けたのがこの曲。
クスリルンバ

アントニオ 古賀/アントニオ 古賀 作詞:ペロニ 作曲

P−120           昭和46年 3月発売
★★

言わずと知れた「コーヒールンバ」の替え唄なのですが、当時のクスリの名“だけ”が歌詞となっているのがオモシロいです。
ジャケ写にズラリと並んでいる「面々」も時代かかってマス、はい。
X+Y=LOVE 

ちあき なおみ/白鳥 朝詠 作詞:鈴木 淳 作曲

SAS−1437         昭和45年 8月発売
★☆

タイトルは数式として成り立ちません・・・・だけど「生物学的に」「理論を展開」すると「はぁ、なるほど」テナあんばいになるわけですナ
まぁオトコとオンナのお話は太古から(オオゲサやなァ)公式通りには行かないようです。(で歌のナカミは??)
ノアの箱舟

平山 三紀/橋本 淳 作詞:筒美 京平 作曲

P−142           昭和46年10月発売
★★

「ビューティフル・ヨコハマ」でデビュー、大ヒットした「真夏の出来事」に続いて同じ橋本淳−筒美京平の組み合わせ。こちらは若干テンポを落としてドラマティックに歌い上げています。オリコンの順位では最高19位でした。
さよならをするために

ビリー・バンバン/石坂 浩二 作詞:坂田 晃一 作曲

X−11             昭和47年 2月発売
★☆

日テレのTVドラマ主題歌だった。作詞の石坂浩二はこのドラマで共演した浅丘ルリ子と結婚しますが、それがこの「さよならをするために」とはかなり皮肉なお話ではないか、と・・・・・・
学生街の喫茶店

ガロ/山上 路夫 作詞:すぎやま こういち 作曲

CD−158−Z         昭和47年 6月発売

ガロ最大のヒット。この頃の風俗風景が良く描写されていますね。この親近感がヒットの要因だと思います。間奏のアレンジもいいですし(←コレお気に入りです)。
素足の世代

青い三角定規/山川 啓介 作詞:いずみ たく 作曲

P−167            昭和47年 6月発売
★☆

大ヒットした「太陽がくれた季節」の後リリースされています。この次の「勲章なんかほしくない」までがヒット路線でしたが、それらの曲のイメージからすると歌詞のメッセージ色が強く感じられ、そのあたりが“胡散臭く”思えたのがヒットから遠ざかったのではないかと思います。ただ、今聴くと良くデキた曲だと思うのですけどねぇ・・・
確かこの頃「太陽・・」のヒットでTVドラマ「飛び出せ青春」にゲスト出演していました。
夏に来た娘

青い三角定規/岩谷 時子 作詞:いずみ たく 作曲

P−203            昭和47年11月発売
★★

同名のTVドラマ主題歌でした。作詞−作曲の組み合わせから「いかにも」って感じのさわやかな曲ですね。
ぼくらの船出

青い三角定規/藤田 敏雄 作詞:いずみ たく 作曲

P−211             昭和48年 2月発売
★★☆

作詞・作曲の組み合わせを見ると岸洋子でヒットした「希望」なのですがこの曲はズバリ“三角定規”版「希望」だと思いますね。
小さな船に希望だけを乗せて大海原へ・・・・・と言うあたりいかにもこの時代を感じてしまうのですが、私は。
冬物語

フォー・クローバース/阿久 悠 作詞:坂田 晃一 作曲

X−24             昭和49年11月発売
★☆

日テレ系で放映された同名ドラマの主題歌。筋は夫に先立たれた未亡人(浅丘ルリ子)と男(原田芳雄)との愛物語。一周忌の法事からドラマは始まる。曲の感じは「さよならをするために」に似ています。(あ、作曲者が同じなのね・・・)
夏になったら

やまがた すみこ/山県 すみこ 作詞:作曲

LL−10218−J      昭和48年 6月発売
★★★

彼女のセカンド・シングル。よく伸びる高音がとってもキレイなのが印象的。デビューの「風に吹かれていこう」よりコチラのほうをよく見かけますね。B面「明日あなたに」は森山良子作曲です。
愛と死のパスポート 

嶋崎 由理/佐藤 純弥 作詞:菊池 俊輔 作曲

P−359            昭和49年 7月発売
★★★

上のキイハンターからアイフル大作戦を経てそのあと放映されたのが「バーディー大作戦」でその主題歌がこの曲でした。
歌ったのは「みなしごハッチ」や「ハクション大魔王」などのアニメ主題歌を歌っていた嶋崎由理で当時高校生でした。
六つの星

細川 たかし/能丸 武 作詞:中山 大三郎 作曲

AA−192           昭和51年 5月発売

ナゼ細川たかしなのか?という疑問はさておき、当時の選手たちの顔ぶれが懐かしいです。今や監督・コーチ・解説者・・・とご活躍中ですね。
弟よ

内藤 やす子/橋本 淳 作詞:川口 真 作曲

AA−155         昭和50年11月発売

長い下積みの後、咲かせた大輪の花がこの曲でした。姉−弟というのは歌でも映画の世界でもよく取り上げられるシチュエーションだと思います。スケールを大きめに取ったアレンジもいいですしナカナカにドラマチックな歌だと思うのですが、如何でしょうか。
街の灯り

堺 正章/阿久 悠 作詞:浜 圭介 作曲

LL−10220−J         昭和48年 6月発売
★☆

浜圭介作品です。中間での盛り上げ方が終着駅(奥村チヨ)と感じが似ています。
確か紅白で彼が歌ったとき間奏の部分で札幌の夜の風景が映し出されたのですが妙にこの歌に合っていた印象がありました。

 

 

 

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